高性能な切削装置を使用して加工されたハードワックスは、インジェクションワックスとは異なり、変形、歪みなどが最終製品まで出現することがほとんどありません。ワックス機械切削は以下のような製品に適してします。
- 嵌合部分が設けられた製品や精度を必要とする製品
- 面もの製品
- 長もの製品
- 精密なディテールを再現したい製品
- 1点もの高付加価値製品
[ワックス切削のデメリット]
形状ごとにツールパスを作成していく必要がありますので、形状によっては費用が高くなる場合があります。
また、形状、求める精度によっては切削時間が10時間を超える場合もありますので、量産品の多数焼成用ワックスとして使用することはおすすめできません。
加工例1 3軸切削機(中程度表面カット:装置の限界精度です) |
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3軸機械切削参考価格:5,000円 ~サポートはある程度残したままとなります。 |
スライスピッチ:30ミクロン(0.03mm) |
参考サイズ:縦20mm×横20mm×厚み5mm |
画像品3DCADデータ参考価格:300,000円~ |
加工例2 4軸切削 |
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4軸機械切削参考価格:準備中 |
スライスピッチ:20ミクロン(0.02mm) |
参考サイズ: |
3DCADデータ参考価格: |
加工例3 超精密5軸切削機加工(上質カット) 画像の窓は横幅0.1mmです。最小幅0.1mm(R0.05mm、深さ0.05mm)の溝加工が可能です。 |
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5軸機械切削参考価格:約20,000円程度から(ツールパス設計、切削費用込) |
スライスピッチ:10ミクロン(0.013mm) |
参考サイズ:20mm×20mm レリーフ |
画像品3DCADデータ参考価格:300,000円~ |